どうも、うりぼうです。

光回線について調べていると、必ずと言っていいほど出てくるのがべストエフォートという単語。

世間的にはあまり認知されていない単語ですが、プロバイダの公式サイトとかを隈なく見ていくと、必ずどこかしらでこの単語が使われているはずです。(でかでかと書かずサイトの端っこに小っちゃく書いてあることの方が多い)

「横文字嫌い!」って人もいるかもしれませんが、光回線を知る上でベストエフォートを理解することはとても重要なことなので、知らない人はこの機会に勉強しておきましょう。

べストエフォートの意味

光回線に限らず、通信回線を提供するサービスのほとんどがベストエフォートと呼ばれています。

英語だとbest effortと書き、最大の結果を意味します。これだけ聞くと余計に混乱してしまうと思いますが、難しく考える必要はありません。

端的に言うと、公表値の通信速度の保証はしないサービスのことです。

例えば、下り速度の最大が1Gbpsの光回線があったとして、実際のスピードテストで1Gbpsを記録できる確率はどれくらいだと思いますか?

契約しているプロバイダや測定する時間帯にもよりますが、結果は限りなく0に近くて、確率だと1%もないでしょう。

1Gbpsどころか、100Mbpsすら出たら十分合格の水準と言われるのがベストエフォート型サービスの現状なのです。

1Gbpsで100Mbpsと言ったら、公表値のわずか1割です。普通に考えてこれって詐欺か誇大広告じゃないの?って思うかもしれません。でもこれは詐欺でも誇大広告にもならないのです。なぜならベストエフォート型サービスだから。

ベストエフォート型サービスは、悪く言っちゃえば、回線を提供する側の保険のようなものです。

あくまでベストエフォートというのは、場所や時間帯などの測定環境が最高の条件で重なった時、稀に最大値である1Gbpsを出せるかもってだけで、利用者全ての環境下で1Gbpsを出せるとは言ってませんからね。

ただ、これを聞くと、「ベストエフォートなんてない方が良いじゃん。」って言う人もいるのですが、実は今こうやって僕らのような一般人が手軽に光回線を使えてるのはベストエフォートのおかげでもあるんですよ。

というのも、べストエフォートで速度や品質を保証しないからこそ、月額数千円という料金で光回線を利用できるのです。

もしこれが、品質を保証したサービス(ギャランティ型と言います)だったら、月額数千円の料金ではとても光回線を利用することができません。

そういう意味では、今日本でここまで光回線が普及したのも、ベストエフォートのおかげとも言えます。

ギャランティ型との違い

先ほどチラッと名前が出てきたギャランティ型サービス。

意味はべストエフォートと真逆で、一定の通信品質を保証してくれるサービスのことです。

品質保証と聞くと良さそうに思えますが、その分高い品質を維持するためにかかる費用も相当なものなので、ギャランティ型サービスは主に企業の専用回線として使われています。当然、月額料金も個人向けの光回線とは比にならないくらい高額です。

これら二つのサービスの違いをまとめると、べストエフォートは品質を保証しない代わりに安い料金でサービスを利用でき、ギャランティは品質は保証されるけどサービスの利用料金が超高額なのが大きな特徴です。

一定の速度を超えたら体感的な差は感じない

車の場合、アクセルを踏めば踏むほど体感的にも速度が上がってるのを感じ取ることができます。

しかし、通信回線の場合、大体5Mbpsくらいの速度が出ていれば、普段の生活で大きなストレスを感じることはないし、仮に実測で1Gbps出たとしても、ネットサーフィンをする程度の利用では5Mbpsと比べて圧倒的な差を感じ取ることはできないでしょう。

最近は通信回線の高速化の話題が多いので、100Mbpsですら遅く感じますが、大容量コンテンツをガンガンダウンロードするとかじゃなければ、安定して10Mbpsも出ていれば実は十分なのです。